20代のみなさん、親知らずがそろそろ生えてくる頃ではありませんか?
埋まっている親知らずの歯を上下4本一気に抜くことになり、大学病院で抜歯手術入院をしてきました。
親知らずの抜歯手術入院の様子を詳しく紹介していきます。
親知らず抜歯を検討されている方、抜歯手術入院に不安を抱えている方の参考になれれば嬉しいです。
親知らずを4本一気に抜歯手術することになった理由
まず経緯としては、矯正治療の歯科医の先生に入院での抜歯手術ができる大学病院の紹介状を書いていただいたことです。
歯の矯正治療は小学生の頃に終了していましたが、下の前歯がずれてきてることが気になり、再び受診すると親知らずが中で横向きに生えてきて下の歯を押しているとのことでした。そこで埋没している親知らずを抜くことを決意。
レントゲンを撮って確認すると下の親知らずは真横に生えていました。水平埋没歯と言われるものだそうです。
上の親知らずはまっすぐ生えていましたが埋まっていていずれ出てくるのなら、一緒に抜いてしまったほうが虫歯などの心配も少なくなるとのことでした。
親知らず抜歯手術の入院は前日から
親知らずの抜歯手術の前日朝11:00から入院。
部屋に通されてからさっそく昼ご飯をいただき、彼に依頼されていたニンテンドー3DS のドラクエをしまくりました。
前日の夕飯以降手術が終わるまで摂取できるものは、飲む点滴と言われているOS1(オーエスワン)のみになりました。
親知らず抜歯手術当日のスケジュール
手術を受ける患者が4人いるということ。わたしは4人中4番目、つまり本日最後の手術患者。
手術はすべて午前中におこなわれるようで、私の前に3人の手術があるとのこと。私は最後といえど12時前に出番。
看護師さんが代わる代わる様子を見に来てくれて、まだゆっくりしてて大丈夫よ~とか前の人行ったからそろそろ着替える~?なんて声をかけてくれました。
手術室へ入室(12:00)
既に5名ほどスタンバイ。入室するとまず、看護師長?から患者本人へ質問があります。
「手術内容はなんですか?」
(事前に別の看護師さんとこのやりとりをロールプレイングさせていただいていました。)
そのあとに主治医と麻酔科の医師が、看護師長?から説明を行ったかなどの質問を受けていました。
親知らず4本抜歯手術開始(12:30)
腕の血管に点滴を打たれ麻酔薬が入っているのか既に頭がぼんやりしてきました。
点滴の注射針がうまく刺さらなかったのか、かなり痛かったです。
腫れてきたので押えますね~という声が遠くになってきました。
「まだ起きてますか~?」
かなりぼんやりしてきたが、ゆっくりこくこくと頷く。
「ふか~く深呼吸してください。眠たくなるよ~。」
少しこわい気持ちもあり、視界がだんだんぼやけ、霧の中へ吸い込まれていく感覚。
(あ~眠らされるのか~・・科学の力こえ~)
そして、なこさんは夢の中へ。
手術後覚醒(13:30)
覚醒させられ目が覚めると、ちょうど部屋にベッドごと運びこまれたところでした。
ほっぺたに試験導入している冷却装置がつけられ、酸素マスクや点滴が繋がれたまま、5、6名のお医者さんや看護師さんに囲まれていました。
痛みや腫れなど感覚はとくになかったです。
点滴で痛み止めも投与されているとのことでした。
とりあえず、携帯で無事の報告連絡をしないといけないと思い、携帯をいれている棚を指さして、
ううぅぅ・・
と唸ってみました。
すると勘の鋭い看護師さんが
「携帯?ここかな?」
と言いながら取ってくれました。
とりあえずむらまさに連絡。
麻酔で思うように手も動かず、ダイイングメッセージのようになってしました・・。
抜歯手術後の食事は食べれなかった
そのあと1時間くらいぼーっとしたあと、主治医の方に酸素マスクを外され、看護師さんが見回りにきてくれました。
「お手洗い行きますか?」
といって点滴をからからと押しながらトイレへ向かうと、強い吐き気を感じて、トイレでしばらく嗚咽。抜歯の傷口と、手術中の出血を飲み込んでいたのか、吐血。
気持ち悪い・・
夕飯の時間になり丸一日ぶりで楽しみにしていた食事でしたが、食べれない。
口の奥に食べ物を追いやりたくない気持ちで、食べ物をそのまま喉に流し込みました。
舌で旨味を感じ最初はもぐもぐ食べていましたが、最終的には胃がうけつけなくなり、半分以上残しました。
その後検査のため呼び出されましたが、再び嗚咽。
親知らずの抜歯を手術入院で一気に終わらせるメリット
痛み0で寝ている間に親知らずがなくなっている
手術入院のメリットは、なにより痛みも感じぬまま終わっていることです。
まっすぐ生えてきているような正常な親知らずだと、歯医者さんで部分麻酔で行うことができます。
部分麻酔といっても、抜歯の音が聞こえたり振動も伝わってきます。痛みを感じることもあるそうです。
また、親知らずの抜歯を片側ずつ分けて行うことにより、長期間に伸びてしまう懸念があります。
抜歯による痛みや腫れの期間が短い
手術入院で親知らずの抜歯をおこなった場合は、
私の場合、親知らずの抜歯手術から1週間~2週間程度で、痛みや腫れはおさまりました。
もし、2泊3日のお時間が確保できる方であれば、入院してしまったほうが楽かなと思います。
入院だと医療保険が適応されることがある
総合病院での手術入院となると保険金の対象になることが多いので民間の医療保険に加入している方は確認してみてはいかがでしょうか。
私の場合は、社会保険が適用され3割負担だったので、手術入院して一度で完了したおうが金額的な面でもメリットが大きいのではないかと思います。